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視察や研究
ドイツとハンガリー出張2:ハンガリーの羽毛農場と工場見学へ
【4日目】
ドイツ4日目は昼からフランクフルトを後にして、ハンガリーの首都ブダペストへ飛びました。
ハンガリーはポーランドと並び、ヨーロッパでも有数の羽毛産地です。その中でも大手のFBZ社が管理する孵化場(卵を育てる)、農場(鳥を飼育する)、工場(洗浄や検査、管理する)の見学に出かけます。この日は移動日として夕食を食べ早く寝ました。
【5日目】
まずは朝から移動して孵化場へ。ブダペストから2時間ほど南下した田舎町へ向かいました。到着すると雪は積もっていないものの、枝が凍っているのにビックリしました。なかなか見る光景ではありません。そして靴を被せるスリッパのようなものを履いて建物へ入りました。
卵はコンピューターにより温度管理され、産まれる前までラックで過ごします。このグース(ガチョウ)の卵が大きいこと!私の手に載せている写真を見ると大きさがわかると思います。
そして農場では、水鳥が成長度合いで部屋を分けて管理されています。この写真はハンガリー産のシルバーグースの部屋です。
農場近辺はホルトバージ高原という見渡す限り静かな農村地帯。冬場は寒く、空気も水も良いこの土地で、水鳥がすくすくと育つ理由がわかる気がします。
そしてケチケメートにあるFBZ社の工場へ。
まず驚いたのは、世界最大級と言われる分別機(羽毛をサイズや重さによって分別する)です。とにかく高さがあり、この機械を入れるために工場の屋根を高く作り直したそう。またこの分別機は中国企業との共同制作であり、話を聞いていると国家の一大プロジェクトのようなニュアンスを受けました。下の写真では見えにくいかもしれませんが、一番高いところで7階くらいまでありました。社長との写真を見てもらうと、後ろに出っぱった社屋の高さがわかると思います。ここに分別機があります。
そしてこれまた世界最大の撹拌機(羽毛を解したり混ぜる)。こんなビッグサイズがあるなんて・・・と驚くサイズ。それだけ大量の羽毛を取り扱っているということです。
そして検査室には輸出国に合わせた検査機が準備され、様々な羽毛サンプルが検査されていました。
これは過去のサンプルを保管している棚。もちろんこれだけではありません。
見学後は社長が地元の料理を振る舞ってくれるということで、ご馳走になりました。とりあえず最初に出されたのが、この写真の食前酒。「そんなにキツくないから一口で!」と言うので、シャっと飲むと、すうぅーーーと喉をアルコールが抜ける感じが・・・うん、あかんやつです。後から見せられた瓶には60°の文字がしっかり書かれています。
後が思いやられますが、料理がきたのでお腹も空いてるのもあり、みんなでしっかりといただきました。トマトスープが有名だそうで、日本と同じような濃厚なスープでした。
もちろん料理の中にはグース(ガチョウ)の肉やフォアグラも。
ほかにもこんなお酒が出てきましたが、これも地元で有名なやつだそうです。
良く見るとまた62°・・・そしてワインからの最後はまた食前酒締め(笑)
食事の時間は3時間くらいでしたが、1人がトイレから帰ってこなくなり終了。
最後はブダペストの夜景を見に行きました。
どこの国に行ってもノミニケーションの重要性を再確認した懇親会でした(笑)
2020年1月12日