より良い睡眠は
あなたにあった寝具から。

睡眠は光、音、匂い、気温や湿度といった外的要因。また眠る前の食事、過度な飲酒、日々の疲れやストレスなどの内的要因でも変化します。花は土の中で栄養を蓄え、土を土台として地上に伸びて花をさかせますが、花を人間に例えると、寝具は花でいう土のようなものなの。寝具は良い睡眠をとるための重要な土台なのです。

\こだわりがギュッとつまった/
にしなかの羽毛ふとん

理想のふとん

掛ふとんに求められるのは、「心地よい暖かさを実現する保温性と吸湿発散性」「カラダの添い具合」そして「寝返りを妨げない軽さ」。この3つが揃うのが理想の掛ふとんになります。理想の布団を実現した、にしなかの羽毛ふとんのこだわりポイントをご紹介します。

羽毛のこだわり

・産地は品質には関係ない

例えば、私がよく例に挙げるのが国産牛。松坂牛や神戸牛など、柔らかく高級と言われる国産牛もあれば、筋の入った安価な国産牛もあります。全ての国産牛が美味しく、柔らかいわけではありません。これは羽毛にも言えることで、例えばハンガリーやポーランドは有名な羽毛の産地です。寒い気候で自然が豊富、水も美味しく鳥が育つ良い環境があります。でもそんな産地だから全て良い理由にはならないのです。

・羽毛の品質は鳥の成長度合いで決まる

鳥が成長することで、羽毛も成熟してダウンの大きさと毛の密度がでます。密度のある羽毛は嵩高にもなり、たくさんの空気を取り込むため寝具内の湿度を安定させ、保温性を向上させます。また成長するにつれ強度も出るため、良質なものは長持ちします。

・羽毛は清潔さも必要

羽毛はダウン(丸い毛の塊)とフェザー(軸があり毛がある羽)からなります。この丸いダウンですが、採取したタイミングでは少し軸があり、まだ丸い形にはなっていません。その軸部分が鳥の皮膚についています。鳥は土や草の上で住むため、毛は汚れています。また人間と同じように、毛を抜くことで軸には脂分や皮膚片が付いてきます。この汚れをきれいに洗わないことで、そこに細菌がわき臭いやアレルギーの原因になることもあります。そのため清潔に洗われていることが必要になります。安価なものはどこまで手間をかけてあるのかよくわかりません。

・羽毛の産地へ視察

10数年前までは国内産の羽毛もありましたが、今はもう聞くこともありません。羽毛はほとんどが輸入品だと思われます。海外のどんなところでどんな風に飼われているのか、どんな機器でどんな処理をされているのか、どんな会社でどんな人たちが加工して発送してくれているのか。そんなことが気になります。そのため海外の農場、屠殺場、加工場、洗い工場など、知識を増やすし疑問を解決するために視察に訪れるようにしています。産地を見てくることで、羽毛の理解が深まり、少し思い入れも入り、お客様へも詳しく説明することができています。

生地のこだわり

・素材の違いで何がかわるのか

羽毛が暖かい理由をご存知ですか?人間が布団の中で出し続ける湿気、そして温めた空気を吸い込み保温してくれるためです。そのため羽毛とカラダの間にある生地は、通気性が求められます。通気性があることで、早く温まり保温性が増すなど、羽毛の力を発揮できるということになります。
量販店やネットショッピングなどで見る安価な羽毛布団には、ポリエステル生地が多く使われています。しかし当店がオススメしている生地は綿100%です。なぜかと言うと、綿はポリエステルよりも多くの空気を通します。逆にポリエステルは通気性が悪いため、人間が出す湿気を通しにくく寝具内の湿度を上昇させます。そうなると蒸れ感が現れ、カラダがストレスを感じるようになります。だから羽毛ふとんを選ぶ場合、生地の素材は通気性の良い綿100%が大前提になります。

・組織でかわる肌当たり、通気性、強度

一般的に使われる生地の組織は、綾織(ツイル)、繻子織(サテン )、平織(バチスト)の3つです。学生時代に習ったと思いますが、この3つを比較すると、例えばバチスト生地は縦糸と横糸は交互に織られていて硬く感じ、その分強度があります。またサテンは縦糸を5本程度飛ばして織るため、バチストよりも肌に当たる部分が少なく、その分だけ柔らかく感じます。日本人は柔らかさを好む人が多いため、サテンが人気です。ただサテンよりもバチストの方が通気性は良く、軽さが出やすい生地になるため、柔らかさにこだわりがなければ、バチスト生地をオススメしています。ツイルはサテンより硬く、バチストより重い、中間の生地になります。

・さらに糸の細さ(番手)でも柔らかさに変化が

先ほどバチスト生地は硬いと言いましたが、糸自体を細いものにすることで、ある程度柔らかさがでます。生地は数字が上がれば糸が細いことを表す番手と呼ばれる単位をよく使用しますが、数字だと40~120番手が一般的に多い糸の細さです。40番手では硬くとも、100番手まで行くとバチスト生地でもかなり柔らかさがでます。ここまでくるとかなり軽さもでるため、軽くて良い生地となります。

製造方法のこだわり

・キルトの数にも秘密がある

キルトとは、羽毛布団を上から見た時に見える縫い目のことをいいます。シングルロングのサイズだと、既製品は横のマス目が3~4マスが定番です。3マスだと折れ目は2箇所しかありません。そのため布団内の空間が空きやすく、寝返りをすると背中に空間ができて寒く感じることも。当店は基本的にシングルロングのサイズだと、横を5マスとして作ります。そのため折れ目は4箇所になり、少しでもカラダに添いやすくなります。

・実は見えないマチ部分がポイントに

羽毛と生地に目が行きがちですが、実は作り方次第で羽毛の良さを殺してしまうこともあります。それがマチの付け方です。マチは上下の生地の間に入る生地で、布団の立体感を出す役割があります。
量販店やテレビショッピングで宣伝している羽毛布団を見ると、多くの羽毛ふとんの表面が盛り上がり、羽毛がたくさん入っていて暖かそうに見えます。しかし盛り上がっていることでカラダに添いにくくなります。例えばマチを短くして空間を狭くすることで、簡単にこのような状態になります。しかし同じ生地でも、マチを長くすることで空間が広がり、生地表面が平らになります。見た目が平らで段差の少ない羽毛布団の方が、カラダに添いやすいわけです。ただマチを長くしすぎると、羽毛が動きやすくチギレの原因になったりします。マチの長さが羽毛の良い空間をつくる大事な役割を持っています。

・羽毛と生地の関係性

羽毛は水鳥が成長することで大きくなり密度が濃くなります。すると嵩が出やすくなり保温性を向上させます。成長している羽毛ほど、少ない量でも保温性が高く暖かくなります。また同じ羽毛を使っても、生地の重さに違いがあれば、重い生地では軽い生地よりも多くの羽毛を入れて嵩を出す必要があります。羽毛がたくさん入っていれば必ず暖かいわけではありません。そのため増量中などという売り文句は意味がありませんのでご注意ください。

自社製造のこだわり

・キルトの数にも秘密がある

当店も昔は販売している羽毛ふとんの100%をメーカーから仕入れて販売していました。その場合、羽毛の品質はラベルとメーカーからの説明を信じるのみ。そのため産地だとか生地の肌触りだとか、また金額で良さを伝えるしかありませんでした。そのため羽毛の品質を理解せず、ただメーカーの言う宣伝文句を使って販売していました。しかし本当に良いものを販売しているのかという疑問が生まれ、そこから羽毛と生地を知り、そして企画して製造してもらう形でオリジナルの羽毛ふとん販売に漕ぎ着けました。しかし、更に理解したものを販売したいと考え自社製造まで行きつきました。和歌山市で羽毛ふとんを製造して販売しているのは当店のみです。最近は機密性の高い家も多く、薄めのものを好まれる方が増えました。またお客様も暑がり寒がりなどの好みがあり、どんなに高価な羽毛布団を使っていても、その人の好みに合わないと暑くて使えなかったりすることになります。自社製造をすることで、首元を増やしたいなどマス目単位での対応ができたりと、お客様の要望に答えることもでき喜んでもらえるのではないかと考えています。