自社で羽毛布団を
作ることから

他店と同じように、当店でも既製品や製造をお願いして羽毛布団を販売していました。しかし、届いた新品を開けて羽毛を見ることはなく、本当にラベル通りの品なのか確認することはできません。自信を持って羽毛布団をお客様にご提供するためには、ひとつひとつすべての素材を自分の目と手で確かめ自分でつくる必要があります。そのために私たちは、一から布団づくりを学び、海外の産地にも直接足を運んで知識を深め、お客様から直接いただいた声を反映した羽毛布団を自社で製造する道を歩みだしました。試行錯誤を繰り返し、自信を持ってお客様にお渡しできる商品を販売しています。

素材をチェックする。

素材をチェックする。

本当に確かな品質の素材なのか、時には海外まで赴き、直接この目で生産現場をチェックしています。

お客様とヒアリング。

お客様とヒアリング。

お客様の好みやお悩みをしっかりとヒアリングし、お客様一人ひとりに最適な羽毛布団をご提供します。

お店の2階で製造。

お店の2階で製造。

お店の2階で製造しているから品質管理も常にばっちりです。

自然素材が持つ、
優れた吸湿発散性。

自然素材は優れた吸湿発散性も持っています。羽毛は飼育期間が延びることで成長して吸湿発散性が向上し、生地は自然素材が持つ高い通気性によって、羽毛へ多くの湿気を通して湿度を安定させてくれます。人間は湿気を出し続けますが、自然素材は感じる夏場の不快な蒸れ感を減らし、冬場は体温の心地よい暖かさをサポートして眠りの質を向上させてくれます。

羽毛にこだわり

清潔で高品質な物を

羽毛の産地は品質には関係ない
例えば、私がよく例に挙げるのが国産牛。松坂牛や神戸牛など、柔らかく高級と言われる国産牛もあれば、筋の入った安価な国産牛もあります。全ての国産牛が美味しく、柔らかいわけではありません。これは羽毛にも言えることで、例えばハンガリーやポーランドは有名な羽毛の産地です。寒い気候で自然が豊富、水も美味しく鳥が育つ良い環境があります。でもそんな産地だから全て良い理由にはならないのです。
羽毛の品質は鳥の成長度合いで決まる
鳥が成長することで、羽毛も成熟してダウンの大きさと毛の密度がでます。密度のある羽毛は嵩高にもなり、たくさんの空気を取り込むため寝具内の保温性を向上させます。また成長するにつれ強度も出るため、良質なものは長持ちします。
羽毛は清潔さも重要
羽毛はダウン(丸い毛の塊)とフェザー(軸があり毛がある羽)からなります。このダウンは採取したタイミングでは、まだ丸い形にはなっていません。またダウンにも軸があり、その軸部分が鳥の皮膚についています。鳥は土や草の上で住むため、毛は汚れています。また人間と同じように、毛を抜くことで軸には脂分がついていたり、鳥の皮膚片が付いていることもあります。このゴミを取り除き汚れをきれいに洗わないことで、そこに細菌がわいて臭いやアレルギーの原因になることもあります。そのため清潔に洗われていることが必要になります。安価なものはコストを減らすため、このような手間を省いていたり、臭いがキツいものもあります。ここは羽毛布団を作っているお店でないと確認できません。
羽毛産地への視察
10数年前までは国内産の羽毛もありましたが、今はもう聞くこともありません。羽毛はほとんどが輸入品です。海外のどんなところでどんな風に飼われているのか、どんな機器でどんな処理をされているのか、どんな会社でどんな人たちが加工して発送してくれているのか。羽毛のことを考えると、そんなことが気になりました。そのため海外の農場、屠殺場、加工場、洗い工場など、知識を増やすし疑問を解決するために、なるべく視察に訪れるようにしています。産地を見てくることで、羽毛の理解が深まり、思い入れも入ってお客様へも詳しく説明することができています。

生地にこだわり

通気性を確保する

素材の違いで何がかわるのか
羽毛が暖かい理由をご存知ですか?人間が温めた空気を羽毛が取り込み保温してくれるためです。そのため羽毛とカラダの間にある生地には通気性が求められます。生地に通気性があることで、羽毛の力を発揮しやすく、保温性が増して温まるのも早くなります。
当店がオススメしている生地は綿100%です。しかしネットショッピングなどで見る安価な羽毛布団には、ポリエステル生地が多く使われています。ポリエステルは通気性が悪く、また人間が出す湿気を吸わずに寝具内の湿度を上昇させます。そうなると蒸れ感が現れ、カラダがストレスを感じるようになります。ではなぜポリエステルを使う羽毛布団があるのか。それは寝心地よりも価格を下げる目的だということです。だから羽毛ふとんを選ぶ場合、生地は通気性と通気性の良い綿100%が大前提になります。dd>

組織でかわる肌当たり、通気性、強度
一般的に使われる生地の組織は、綾織(ツイル)、繻子織(サテン )、平織(バチスト)の3つです。学生時代に習ったと思いますが、この3つを比較すると、例えばバチスト生地は縦糸と横糸は交互に織られていて硬く感じ、その分強度があります。またサテンは縦糸を5本程度飛ばして織るため、バチストよりも肌に当たる部分が少なく、その分だけ柔らかく感じます。日本人は柔らかさを好む人が多いため、サテンが人気です。ただサテンよりもバチストの方が通気性は良く、軽さが出やすい生地になります。軽さと通気性のバチスト、柔らかさのサテンという好みで選べば良いと思います。サテンは100番手くらいまでくると、ドレープ性(肌への密着性)が高く、それが暖かいと感じる人もいます。ツイルはサテンより硬く、バチストより重い、中間の生地になります。
糸の細さ(番手)でも柔らかさに変化が
先ほど平織は硬いと言いましたが、糸自体を細いものにすることで、ある程度柔らかさがでます。生地は数字が上がれば糸が細いことを表す番手と呼ばれる単位をよく使用しますが、数字だと40~120番手が一般的に多い糸の細さです。40番手では硬くとも、100番手まで行くと平織の生地でも柔らかさがでます。ここまでくるとかなり軽さもでるため、軽くて良い生地となります。

製造方法にこだわり

ひとつひとつ丁寧に

キルトの数にも秘密がある
キルトとは、羽毛布団を上から見た時に見える縫い目のことをいいます。シングルロングのサイズだと、既製品は横のマス目が3~4マスが定番です。3マスだと折れ目は2箇所しかありません。そのため布団内の空間が空きやすく、寝返りをすると背中に空間ができて寒く感じることも。当店は基本的にシングルロングのサイズだと、横を5マスとして作ります。そのため折れ目は4箇所になり、少しでもカラダに添いやすくなります。
実は見えないマチ部分がポイントに
羽毛と生地に目が行きがちですが、実は作り方次第で羽毛の良さを殺してしまうこともあります。それがマチの付け方です。マチは上下の生地の間に入る生地で、布団の立体感を出す役割があります。
量販店やテレビショッピングで宣伝している羽毛布団を見ると、多くの羽毛ふとんの表面が盛り上がり、羽毛がたくさん入っていて暖かそうに見えます。しかし盛り上がっていることでカラダに添いにくくなります。例えばマチを短くして空間を狭くすることで、簡単にこのような状態になります。しかし同じ生地でも、マチを長くすることで空間が広がり、生地表面が平らになります。見た目が平らで段差の少ない羽毛布団の方が、カラダに添いやすいわけです。ただマチを長くしすぎると、羽毛が動きやすくチギレの原因になったりします。マチの長さが羽毛の良い空間をつくる大事な役割を持っています。
糸の細さ(番手)でも柔らかさに変化が
羽毛は水鳥が成長することで大きくなり密度が濃くなります。すると嵩が出やすくなり保温性を向上させます。成長している羽毛ほど、少ない量でも保温性が高く暖かくなります。また同じ羽毛を使っても、生地の重さに違いがあれば、重い生地では軽い生地よりも多くの羽毛を入れて嵩を出す必要があります。羽毛がたくさん入っていれば必ず暖かいわけではありません。そのため増量中などという売り文句は意味がありませんのでご注意ください。