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ダウン率について

羽毛布団のダウン率をご存知ですか?

※ダウン率とは、
羽毛布団に使われている羽毛のうち、ダウン(綿羽)とフェザー(羽根)の割合を表す数字で、通常は「○%」で表示されます。ダウン率は、高い方が保温性が高いとされ、当店で販売している羽毛布団はダウン率90%以上を吹き込んでいます。

写真は、お客さんの羽毛布団の端を少し開けて、ひとつかみ取り出したものです。表示ラベルは比較的ダウン率の高い95%ですが、見てもわかるように小さなフェザーの多い物でした。

私が扱っているダウン率95%の羽毛は、ここまでフェザーが多くありません。それと見比べてもらうと、お客さんからしたら一見ダメなものだと判断しがちですが、ここで注意したいのがダウン率は重量計算だという点です。

例えばダウン率95%だと、羽毛1kg中950gがダウン、50gがフェザーになります。数ではなく重さであるため、細かなものが多く入っていてもダウン率は95%ということになります。

ただフェザーは細かいものが多く入っているよりも、大きいものを少量の方が品質は良いとされます。大きいフェザーは構造を支え、嵩を出してボリューム感が出やすくなります。

今回の羽毛布団は細かなフェザーが多いものですが、ダウンはまだ使えるクオリティを保っていたため、リフォームさせていただくことになりました。店舗で吹き込み普段から羽毛を見ているため、私はフェザーのサイズ感まで見る癖がついています。

最後に、
ダウン率は羽毛の品質を確認する一つの指標でしかありません。ダウン率が高くても小さなダウンだと良いものではありませんし、良いダウンでもダウン率が低いと良くありません。羽毛は水鳥の成長と同時にダウンが大きく成長して密度もでてきます。しっかり成長した羽毛であって、ダウン率が高いものが良いとお考えください。ちなみにダウン率が50%以上あれば羽毛(うもう)布団と呼ぶことができ、以下だと羽(はね)布団となります。そもそもダウン率50%は羽毛布団には不適切なクオリティです。

今回はダウン率について話をしましたが、是非お使いの羽毛布団のラベル表示を見てください。他にも色々と載っています。もし疑問があれば質問ください!

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2025年5月31日